
Aoyama / Custom Order
en-MD 💎 kumo-M
Milgrain Opal Ring
ご来店から最後のお渡しまで約一年間、幾度も足をお運びいただき、たくさんの思い出を重ねてきたお二人です。
段階を一歩ずつ踏んで、エンゲージリングとマリッジリング、どの選択においても丁寧に向き合い、時間をかけてオーダーいただきました。

エンゲージリングのお下見となる一度目のご来店では、
"定番のようなダイアモンドのエンゲージではなく、普段のファッションにも合う天然石の色や、大きさを楽しめるものを身につけたい"という、明確なご希望のイメージをお持ちだったのをよく覚えています。
ドアを開けて入っていらっしゃった瞬間からお洒落なお二人だとドキドキしてしまいましたが、ご自身のファッションのお好みはもちろん、お互いの雰囲気やバランスをよく理解されており、リング選びにもその価値観が自然と表れていたのがとても印象的でした。
ターコイズやルビー、オパールなど、ダイアモンドとは異なる鮮やかなお色味の天然石がお好みでしたが、
その中でもベースカラーや遊色効果の表情が1点1点異なるオパールを次第に中心に見てくださり、
お好みに沿ってルースのご用意をしたのち二度目のご来店をいただくことに。
一生物のエンゲージリングとして、石の儚さや表情まで愛せること。
そして他の誰とも被らない、まさに1点物の特別感に溢れていること。
オパールは、まさにお二人の感性に寄り添う存在ではないかと私も思いました。

お選びいただいたのは、
ホワイトベースの中で繊細に遊色効果がきらめくオパール。
乳白色の柔らかな表情に、程よいボリューム感。
さらに、横からのシルエットまで楽しめるカボションカットです。
石留めのデザインは、オパールの存在感も活かしながらも、派手に主張するというより美しく引き立てる、覆輪留めでセッティング。
守るためだけの覆輪ではなく、オパールの優雅な煌めきをどう見せようか。
シンプルになりすぎないよう、ダブルフレームにし、さらに内側の石枠には繊細なミルグレインを施したことで、オパールそのものの存在感が静かに強まる印象になりました。
お選びいただいた石に最もふさわしい佇まいを求め、
“Column Milgrain” のデザインがこのオパールにはとてもマッチしていました。

マリッジリングは、お互いにお好きなデザインを尊重し、
en Diamond と kumo をそれぞれお選びに。
素材はイエローゴールドで揃え、きちんと統一感を持たせています。
男性様のリングの裏側には、女性様のリングにも留めている四光留めのダイアモンドを内側に一石忍ばせ、密やかなリンク感も楽しんでいただけるお仕立てに。
華やかかつ上品な色味がとてもお似合いで、身につけられた瞬間から自然に馴染んでいる佇まいが印象的でした。

男性様が身につけるイエローゴールドは、華やかさの奥に品の良さを感じさせてくれると思っています。
華やかでありながら決して前に出すぎることなく、
装いにさりげなく溶け込みながら、確かな存在感を残す輝きは、控えめでありながら芯のある男性様のお人柄を映すような印象です。
飾らずとも印象に残る、その佇まいがとても素敵でした。


出来上がりの際の撮影では、どの瞬間を切り取っても絵になるお二人。
CUSTOMERS MEMORYのビジュアルとしても使用させていただいたお写真は、お二人にとっても大切な機会にご使用いただいたと嬉しいご報告をいただきました。
お二人らしい温度感が詰まった素敵なデザインは、美意識や感性が自然と映し出されており、指輪選びの時間と同じように、一つ一つの物事に丁寧に向き合われていたご様子が伝わってきて、本当に嬉しい限りです。
奥様にとって"たった一つ”のエンゲージリングを、旦那様が常に寄り添いながら、最後まで大切にお仕立てされていた時間。
その想いは、やがてマリッジリング選びへと静かにつながり、お互いの好みや価値観を尊重しながら、
これからの日常に寄り添うかたちとして、丁寧に選ばれていきました。
ひとつひとつの選択に込められた時間や対話、
そして重ねてきた気持ちのすべて、過程が、完成した指輪の中にそっと宿り、これからも変わらず、お二人の歩みに寄り添い続けていくように思います。
担当をさせていただきましたこと、お選びされるお二人の笑顔の絶えない時間と共に、私自身も幸せな気持ちで満たされるお時間となりました。
6度のご来店を重ねるたびに、「こんなに長い期間、何回も来店される方は他にいらっしゃいますか?」とお伺いされましたが、10年間この仕事に携わる中でも、初めての事だとお伝えすると「ですよね(笑)」と。
そんな会話も、お二人にその初めての機会を頂けた事も、密かに嬉しく思っておりました。
この1年間、中々会えない友人よりもお会いした日々が多かったのでないかと、その時間が当たり前のように大切なものとなっているのに気づき、いよいよ迎えたお渡し日は、喜ばしい節目でありながらも、寂しさを感じてしまったほどです。
いつかまた、お会い出来る日を楽しみに、お二人の末永いご多幸を、心よりお祈り申し上げます。
MONAKA aoyama
担当:大野
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